ポリエチレンロープ
どんなロープ?
彩り豊かな軽量汎用ロープ
ポリエチレンロープ(PEロープ)は、ポリエチレンという合成繊維で作られたロープです。
ポリエチレンロープは軽量で水に浮き、耐水性や耐薬品性に優れています。そのため、漁業や農業、建設現場、アウトドア活動などで広く使用されています。また、色鮮やかで視認性が高いため、装飾用や目印としても利用されています。
ポリエチレンロープの短所
耐熱性が低い
つるつるとして、滑りやすい手触り。
ポリエチレンロープはこんなところで大活躍
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公園用ロープとして -
獣害防止ネット用ロープとして -
トラロープとして
ポリエチレン ロープの 歴史

ポリエチレンロープの誕生
ポリエチレンロープの歴史は、1898年にドイツの化学者ハンス・フォン・ペヒマンが偶然発見したことから始まります。
その後、1930年代にイギリスのICI社が工業的な生産方法を開発し、1950年代には商業利用が始まりました。

いろんな現場で使われるポリエチレンロープ
初期には登山用ロープとして試みられましたが、滑りやすさが原因で不適切とされました。現在では、その特性を活かして多くの分野で活躍しています。
ポリエチレンロープのデータ
強さ | 伸びやすさ | 比重 | |
---|---|---|---|
ポリエチレンロープ |
0.95 |
ポリエチレンロープの種類と違い

ポリエチレン(PE)ロープとポリプロピレン(PP)ロープ
いずれも水に浮く汎用ロープとして、幅広く使われており、特徴的にもよく似ています。
ポリエチレンロープの方が、素材としての耐候性は高いものの、耐候材や発色での対応をすることで、その差もほとんど考えなくて良いといえるでしょう。
ただ、流通している色のバリエーションはポリエチレンロープに軍配が上がり、現場での結びやすさやグリップ力はポリプロピレンロープが優れていると言えます。